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Race Report

Super FJ Rd.1

昨年から大きくエントリーを伸ばしたJAF筑波/富士スーパーFJ地方選手権シリーズ。開幕戦には18台がエントリー!今年こそはタイトルを狙う2021年ランキング2位の安田航に次々と襲い掛かるルーキーたち。2022年も混沌の予感が漂う。

2022 JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ第1戦

昨年、衝撃的なデビューウィンを遂げたニューカマー稲葉摩人選手が初戦を制す!!

今年も筑波サーキットに春の訪れを告げるのはこのレースだ。フォーミュラカーレースの登竜門として全国各地のサーキットで地方選手権が開催されているスーパーFJ選手権。FJ1600規則の下設計されたコクピットにはレース専用のHパターンドグミッションとホンダ製L15A型エンジンを搭載する。スピードレンジこそ高くはないが、前後にウィングも装着されフォーミュラカーならではのダウンフォースを習得するには十分な設計だ。2022年はコントロールタイヤが横浜ゴムからダンロップへと変更になり、いままで築き上げてきたデータがリセットされる。これにより、ベテラン組がもっているマージンは限りなく少なくなっている。そこにチャレンジするのは毎年のようにこの登竜門に挑むルーキー勢。今年も数多くの新人がこの門をくぐる決意をし、ここ開幕の地筑波サーキットへとやってきた。そんな開幕戦は予選から荒れた展開となった。

前日からの降雨により、路面にはまだところどころウェットパッチが残る難しい状況。TCC1400が走行したとは言え、まだまだ路面はできあがっていない状況だ。事実、第1ヘアピンではスピンする車両が続出。そんな予選はラスト1周にドラマがまっていた。まず、最初にトップタイムを更新したのは地元牛久市出身のドライバーZAPの田上蒼竜選手。さらに0.01秒上を行ったのが同じくZAPの白崎稜選手。そして、とどめの一撃と言わんばかりに同じくZAPで、昨年の最終戦で衝撃のデビューウィンを飾った稲葉摩人選手が0.04秒差でポールポジションを獲得。上位トップ3をZAP勢が独占すると思われたところに割って入ったのがスーパーウィンズの岩本瞬選手だった。岩本選手は稲葉選手に遅れること0.03秒差の58.732でセカンドグリッドへ。白熱の予選5位の安田航選手までがコンマ1秒差の中にひしめく大混戦となった。

「ちょっと路面コンディションが落ち着かない中で、最後にタイムを出すしかないと最初から分かっていたのでタイヤを温めるだけ温めて最後の1周にかけました。ヘアピンのグリップがとても低く、ブレーキバランスを合わせてきれなかったところもありましたが高速コーナーの安定感がったと思います。特に最終コーナーでアドバンテージを築けたのかと…。手ごわい相手が並んでいるので、スタートは失敗せずに着実にマシンを進めて逃げ切りたいですね」と稲葉選手。そんな稲葉選手を追いかける形となった開幕戦。セカンドポジションに付けた岩本選手はレース初体験の32歳。遅れてきたルーキーにも期待がかかる。

定刻通りの11時35分に18周の決勝が幕を開けた。イン側スタートのポールポジションの稲葉選手。一瞬タイヤが滑るもスルスルっとマシンを前々へと進めホールショットを決める。逆に経験値不足を露呈してしまったのは2番手の岩本選手。蹴りだしで若干遅れるも一瞬稲葉選手に並びかけるが、アウトにはらんだところを3番手の白崎選手にインを刺されてしまう。序盤ジャンプアップを見せたのは4番手スタートの田上選手。2周目に3番手にドロップダウンしてきた岩本選手を1コーナーで仕留めると、抜きどころを第1コーナーに決めて2番手白崎選手をロックオン。5周目のバックストレートでシフトミスを犯してしまった白崎選手の隙を見逃さなかった田上選手。最終コーナーで並びかけ、見事に1コーナーで仕留めて見せる。しかし、トップを快走する稲葉選手は逃げ切るには十分のマージンを構築。当初描いていた通りの逃げ切っての筑波初優勝を飾った。4位には予選2番手からスタートを切った岩本選手。5番手には昨シーズンランキング2位の安田選手、6位には山下友基選手が入賞を果たした。また、マスタークラスはベテラン秋山健也選手がトップチェッカー。今シーズンも好調をうかがわせた。

ポールポジションからのスタートで1度もトップを明け渡すことなく優勝を果たした稲葉摩人選手。昨年の富士最終戦から2連勝をマーク!!

2位に入ったのは2ポジションアップの田上蒼竜選手。地元牛久出身で2022シーズンは筑波/富士ともてぎ/SUGOにエントリー!!

3位には白崎稜選手!芝浦工業大学で学生フォーミュラにも参戦した経験を活かし、今年は本シリーズでタイトルを狙う!!

4位には岩本瞬選手。32歳という遅咲きながらスーパーFJの門を叩いたルーキー!練習ではポールのタイムも見えているだけに今後に期待!!

Results » 予選 決勝

Winners Interview

優勝

稲葉摩人選手

「一瞬スタートで回転数を合わせきれずにストール気味になってしまいましたが、無事にスタートが切れて、そのあとはデータ取りも含めて良いレースができました。トップ3台はコンマ1秒以内で上下していた感じで、『ちぎる』ところまではいけませんでしたね。レース前から僕らチームメイト3台でのトップ争いになることは予想していたので、クリーンなレースを心掛けていました。今シーズンは早々に連勝して、チャンピオンを確定していろんなサーキットに行ければいいですね。まだまだ予断は許せませんが、ステップアップするためにもがんばります」

2位

田上蒼竜選手

「2周目の1コーナーで岩本選手を抜いて、チームメイトの白崎選手がバックストレートでシフトミスしたタイミングでスリップに入って2位になることができました。そこから稲葉選手を追いかけようとしたんですが、同じペースで詰め寄ることができませんでした。タイヤがダンロップになって、グリップ性能はとても向上したのでブレーキングポイントも変わってきてしまって合わせこむのが大変でしたね。あと、ライフが短いのでマネージメントも難しいと思っています。次戦もしっかり準備をしてがんばりたいと思います」

3位

白崎稜選手

「いやぁ、悔しいですね。途中、バックストレートで毎周のようにシフトミスをするようになってしまい、焦るほどミスを誘発してしまった感じです。落ち着けばきちんと入ったので、僕自身の問題です。トップが速かっただけに焦ってしまったんですね。本当に悔しいです。次戦に向けてはきちんと走り込みをしていきたいと思います。今回のデータからも自分の弱点はよくわかったのでしっかりと自分を見直して次に臨みたいと思います」

Winners Interview ~MASTERS~

MASTERS 1位

秋山健也選手

「今年は若くて速いドライバーが集まっているのでとても面白いシーズンになりそうですね。予選は思ったよりもタイム差がギュッとつまってしまいシングル目標でしたが10番手。ダンロップタイヤに代わってグリップレベルが非常に高くなっているのでセットアップを合わせきれませんでした。決勝はタイヤのグリップに負けてしまいややストール気味になってしまい抜かれてしまいましたが、2周目の1コーナーで1つ順位を挽回できたのは良かった点ですね。今回の走りは70点…。6位争いでもうひとつ前に行きたかったですね」